タイヤに空気をご自分で入れられる場合のご注意!


 普段あまり乗らない車両に乗ろうと・・・、ふとタイヤを見るとタイヤの空気圧が少なそうです・・・。じゃぁ・・・ともしご自分で充填される術をお持ちのお方に・・・ご注意です。

 長時間停めたままの車両のタイヤは、地面に触れている部分に車両の重量がずっと乗ったままになります。乗らない間にもゆっくり空気が抜けて次第にタイヤはたわんで行きます。たわんだ状態で長時間、車重がかかった状態が続きますとタイヤ自体がたわんだままの形になってしまい、元に戻りにくくなります。タイヤを形成している内部構造(編みこんだ繊維やゴム)まで劣化したと言う事です。そんな状態になったタイヤに空気を充填して行きますと、劣化した繊維やゴムが切れて変形したり、最悪はバーストするという事に繋がります。

この写真は、今年の1月に山形県であった事例です。車両はおそらく除雪のために使われる車両で使用頻度は低く、冬季になると頻度が増し、空気を入れて使用しようとした矢先、劣化したタイヤ内部(この場合はチューブ)が破裂し、ホイルからタイヤがはずれ残念な事に作業をされていた方は亡くなられた・・・また、そばにいた方も負傷したと言う事です。


くれぐれも空気を充填される場合は、指定空気圧以上に入れる事を避け、タイヤの状態に注意を払われる事を強く提言させていただきます。ピシピシ・・・ビリビリ・・・と言う音がするなど異常が見られたら速やかに作業を中止してください。できれば専門家に空気充填をしてもらう事もお勧めいたします。